ひなたがイケメンすぎてヤバい わたてん9話感想

 

 相変わらず動画工房が素晴らしい仕事をしてくれているアニメ『私に天使が舞い降りた!』。この作品に出てくる星野ひなたという少女が好きすぎるのですが、9話のイケメンぶりを見て改めて惚れ直したので、その感想を書きたいと思います。

 

イケメンすぎるひなた

 9話Aパートはひなたと乃愛のデート、Bパートは星野家でのお泊まり会。

 まずはひなたのイケメンぶりが眩しいAパート。

 乃愛が誘った映画のチケットにひなただけが手を挙げて、乃愛とひなたのデートが成立します。ただこの時点でデートを意識してるのは乃愛だけなんですよね。ひなたの方は何も考えてない風。

 なんですけど、なんですけど、、気合い入れた格好で待ち合わせする乃愛に、ひなたがちゃんとボーイッシュな格好で来るわけ。部屋着の感じとか見てみてもひなたの私服って普通に女の子っぽいんだけど、よりによってこのデートに限ってパンツルックスタイルなの。バリバリに女の子キメてきた乃愛ちゃんのことを理解してないと、ひなた神のこのチョイスはできない。

 そして出会い頭に乃愛の服を誉める。こういうところで一瞬の躊躇いもないから、乃愛の方もつい照れちゃう。そういうとこだよ、ひなたちゃん。

 早く着いた二人は昼食とるっつって乃愛の作ってきたお弁当。アバンの表情はそういう意味だったのね。お弁当作る様子も乃愛らしくて可愛い。こうやってついつい張り切っちゃうのな乃愛なんよね。

 それが冒頭の失敗で台無し。乃愛がショック受けて戻そうとする隙に食っちゃうひなた神。この早業、絶対に女を傷付けないっていう強靭な意志がなきゃできない。そしてまた何の衒いもなくもう一個食っていいかって、そういうとこだよ、ひなたちゃん。

 映画終わりに寄った店で、お洒落は我慢って的外れなこと言ってると見せといての今日のお礼ドーン。そういうとこだよ、ひなたちゃん。

映画を見るひなた

 ちなみにAパートのひなたが普通に可愛いポイントは、何の映画を見るかって聞かれてみゃー姉の好きなホワイトリリィの映画を見たいって言う素直なところ。そこは乃愛に気は使わないんだって思うんだけど、デートに行くことが重要で映画の中身はどうでもいいって見抜いてるとこはさすが。

 ホワイトリリィは魔法少女もので中の人もキュアホワイトの人なんだけど、やっぱりアクションシーン力入ってるらしくて、応援タイムのひなたがボディだボディ‼って応援してるのも超可愛い。魔法少女の戦闘でボディ攻めを指示するとは、やるぜ。

 そして鑑賞後、まさかの応援のしすぎでさすがに余裕なくなってる表情もあんまり見ない顔で可愛かった。

 

みゃー姉の写真を見るひなた

 Bパートはみゃー姉の話が中心になってるんだけど、みゃー姉を通してひなたの可愛さも描かれてる。

 幼少期のみゃー姉の写真をみんなで見るんだけど、これがジト目でぬいぐるみの首絞めながら噛んでるっていうかわいさの極まった写真。依存心と独占欲の塊みたいな本性と、その可愛さを自覚してカメラ目線でやっちゃうあざとさの自意識っていう後の厨二病の萌芽を見てとれる。

 そのみゃー姉の瞳に光が戻るのは、ひなたが産まれてくるからなんよね。自分を絶対的に頼ってくる妹の存在によって天使みたいに天真爛漫なみゃー姉が生まれる。

 その後みゃー姉は厨二病期に入るんだけど、これ不思議に思ったのが、あのひなたが、当時のみゃー姉の写真に対して、初めて見たような顔してるのよね。大好きなみゃー姉のことを全然覚えてないわけ。ここから推測するにこの時はひなたみゃー姉にべったりじゃなかったんじゃないかな。みゃー姉に頼らなくてもある程度行動できるようになったひなたに対して、みゃー姉の方ではひなたに注いでた愛情が自己愛の方に向いて厨二病を発症した、そういう推測も成り立つと思う。

 高校に入るとみゃー姉は周囲との兼ね合いで陰キャ化していくんだけど、多分この辺でひなたの才能が開花して、みゃー姉にべったり依存してみせることによってみゃー姉の存在を特別たらしめたんじゃないかと思ってる。
 みゃー姉自身が距離を置いた“みゃー姉はすごいんだぞ”っていう意識を、外部から承認してくれてるのがひなたなんじゃないかと。こじらせすぎて自尊心の低くなったみゃー姉に、ひなたが過剰に称賛を与えることによってみゃー姉のメンタルバランスを保ってると考えると、やはりひなたは天使だった。

リアクションから見るひなた

 Bパートでひなたが普通に可愛いシーンは、乃愛と花が天使だった頃のみゃー姉を可愛いって言うのにいちいち頷くとこ。ようやくお前らもわかってきたかって感じ。

 お嫁さんて言葉に反応して「みゃー姉は嫁にやらんぞ‼」っていう顔も、反射と動揺が表れてて可愛い。ひなたのみゃー姉に対する心理って庇護欲だったんやね。だからかと。一見甘やかすような諸々の言動にも納得。自己肯定感の低いみゃー姉を代わりに肯定してあげるっていう行為を、自分自身の感情としてやってしまえる。

 乃愛に対しても相変わらずで、制服着た時には瞬間的に「可愛いな」って言葉が出てる。もう乃愛もみゃー姉からの称賛は求めてなくて、ひなたから誉められることで満足してるよね。前回で完全にデキた感ある。

 ホラーを見ようって話になった時、ひなたの敬愛するみゃー姉までもが困惑する、乃愛のホラーは可愛い服と同じっていう意味不明な理論に対しても、全てを理解したような笑顔を乃愛に向けているひなた。天使すぎる。

 実際にホラーを見る段で、当たり前のようにひなたに抱きつく乃愛を受け入れて、あまつさえ手を取り合うという。また映画デートじゃん、この二人。

 

結論を言うと天使のひなた

 なんでひなたにこんなに惹かれるか考えたんですけど、個人的には、美少女アニメを見てる時に努力とかを見たくないんですね。可愛い娘に対しても、その娘のその魅力は天性のものであるという風に受け取りたいんですよ。

 だから、美少女でイケメンっていう天性でしか与えられないような属性持ちの娘を好きになっちゃうのかも。特にこの星野ひなたは、相手の精神の欠落を無意識に察知して、それを埋めることを自分の意思としちゃう娘なんですよ。こんな娘のこと好きにならない方がおかしいでしょ。

 『私に天使が舞い降りた!』は、そんな大天使ひなたの他にも魅力的なキャラクター達による素晴らしいアニメです。ロリコン御用達としてこのところ不動の地位を築きつつある動画工房を、これからも応援していきましょう。