ウェンディ、ゼンダに立つ 『伝説のオウガバトル』攻略日誌 その5 攻略編

 

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  では、本文をどうぞ。

 

概説

ゼノビア南部

 ババロアの話によると、ゼノビアは非常に豊かな土地だったそうで、時代背景的に、豊かというのは農業生産のことだろうと。

 本編に出てくるゼノビア領で、農業の盛んそうな地域はシャロームしかないので、本国内で農業生産性の高そうな地域として、ゼノビアとデネブの庭の狭間、ランカグア一帯がゼノビアの農産地となっていたのではないかと仮定しました。ちょうど、南方デネブの庭ではカボチャが出てくるので。

 また、自分から帝国に売り込んできそうなウーサーやシリウスと違って、明らかに組織に向いていないデネブみたいな人間を帝国が引き込んだ理由が欲しかったので、付近は一面の農耕地が広がっており、バルパライソに軍を置く必要がなかったということにしました。

ウェンディの決断

 シリウス戦のリプレイがやたら長くなってしまった原因ですが、このステージ5でデネブを生かしとくために、ウェンディにトラウマを負わせる必要があったんですよね。

 一応シリウス戦で覚えたトラウマは、許しを乞う敵を殺さねばならないというもので、そんなことになったのはシリウスが戦士じゃなかったから、という解釈にしてあります。

 そのトラウマを経て、ウェンディは敵を殺すことの責任を引き受けるようになります。たとえ殺す以外の選択肢がなかったとしても、敵を殺すその瞬間まで自分の意思で選択し続ける。それ故、彼女の信念がより一層の強度を持つという流れを作ってみたつもりです。この、デネブは殺すほどじゃない悪という線引きが、今後のウェンディが正義を求めていく上での軸になるんじゃないでしょうか。最後を“信じたい”で締めれたのは、ウェンディらしかったと思います。

カオスフレーム

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 画面右上のゲージは民衆の指示度合いを示しており、クラスノダールで期待に応えた(厳密には引き受けた)時に上昇し、デネブを助けた時に下降します。

 クラスノダールでは助けられなかった娘が居ても民衆は支持を得、バルパライソでは人殺しを避けたことで民衆の支持を失うという形で、リプレイにも反映したつもりです。

 手遅れだったクラスノダールの場合はともかく、いかにも主人公らしいバルパライソの行動で民衆の支持を失うのが、松野節ですね。こういう要素から、正義を求めるウェンディが、外ではなく内なる葛藤に向かう主人公というキャラクター付けができればなと思います。

 

デネブ

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色香

 デネブと言えば、やっぱお色気キャラのイメージじゃないですかね。もう顔グラの時点で童貞殺される。媚びの売り方は年の功もあるでしょうが、天性の男蕩らしではあると思います。

 個人的になんとなくマリリン・モンローのイメージ入ってるので体つきは絶対エロいんですが、濃いピンク(アイーシャは薄ピンクなので判りづらい)のイメージカラーや口調の感じからして、顔つきは割と幼いんじゃないかと思うんですよね。

 だから、ロリ巨乳みたいな変態的魅力に惹かれて男達が勝手に盛ってたという解釈にしました。やっぱ人体実験やってた奴となると、なかなか仲間にしづらいので。そのせいでカノープスは割を食ってしまいましたが、まあ彼にとってデネブは宿敵みたいなもんなので、仕方ない。

態度

 また、この人を茶化すような舐め腐った態度も、デネブらしさですよね。立ってる時も絶対クネクネしてる。

 ふざけてるように見えて、自分の死もすんなり受け入れたりとか、ちょっと底知れない雰囲気も感じさせる。まあ、転生措置を施してたからって考え方もできるんですが、本稿のデネブは転生未経験なんじゃないかな。いわゆる若作りです。

 問題は言葉遣いで、書き出したのを今見るとどことなくおネエ口調に見えてきてしまったので、多めに♥️を付けたり、ぴえんを入れてみたりしつつ、ちょっとダサさも残る感じを目指しました。

 そして謎、ミステリアスキャラもデネブには欠かせない。いつ、どこで、どのように生まれ、育ち、何を考えて、どう感じているのか全くわからない。

 本稿でも年齢は不詳としてますが、グラン王より上の世代と見ていいようですね。ババロアよりは流石に下かな。お姉さんぶって見せたりしながらも、少女のように愛くるしく見えて、そのくせこちらを掌で転がそうとしてくる小悪魔という、捉えどころの無さを表せたでしょうか。

 本稿では旅道中の経験があるだろうということで、そこそこの戦闘力も見せています。商魂に関しては、後々補足することがあるかも。

 まあ、彼女の出番はまだ終わってないので、再会をご期待ください。

 

攻略記録

軍団編成

 今回は解放する拠点も存在しないので、戦術もクソもない典型的な死神作戦なので、使用するのは2ユニット。

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 第1隊は例によって、ウェンディ/ランスロット/ウォーレン/カノープス/ギルバルドの固有キャラ部隊。

 第2隊は、レイノルズをリーダーに、低空運搬のマックスウェル、男戦士×2(ホィットマン/ラーク)、女戦士×1(ポーラ)の編成。

 正面突破をかけるレイノルズ隊には、イスケンデルベイ/デビルハンマー/ルーンアックス/覇者の剛剣/神宿りの剣というフル装備。

 デネブの庭ステージは、オピニオンリーダーの性別によってNPCの台詞が変わるという特殊ステージで、リプレイに反映できるかと思ってレイノルズ隊に男女両方の戦士を入れてみたけど、上手く活かせなかった。ユニットのバランスはよくなったけど。

進軍開始

 レイノルズ隊、少し遅れてウェンディ隊を、マップ中央まで進軍。ここまでは敵との遭遇がないので、問題なく進軍できます。

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 以降、ウェンディ隊/レイノルズ隊の進路を、白線/赤線で描く。

中央線戦

 中央付近にウェンディ隊を配したら、レイノルズ隊で血路を開く。激戦となるので、キュアポーションがぶ飲みで対応。

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 敵ユニットでは、ヴァルキリー×1/ニンジャ×3のヴァルキリー隊と、ビーストテイマー×1/ケルベロス×2のビーストテイマー隊は強力なので、しつこく食い下がって削り取る。ヴァルキリー隊にタロット「マーリン」を使用。

 戦闘の過程でLv.が上昇するので、ポーラをアマゾネス→クレリック→ヴァルキリーへ、ホィットマン/ラークをファイター→ナイトへとクラスチェンジ。

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 クレリックはINT成長度が、ヴァルキリーは全体的な成長度が優秀なクラス。

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 ナイトはファイターの上位互換です。

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攻勢開始

 敵のヴァルキリー隊/ビーストテイマー隊を撃破できるタイミングで、ウェンディ隊も再進軍開始。大体3度目くらいの戦闘で撃破できると思う。

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 バルパライソ手前まで、レイノルズ隊とウェンディ隊を進軍させます。この時、レイノルズ隊の位置が若干前に出るように。

 連係が取れる位置に布陣したら、両隊を一気にバルパライソへ突入させる。

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 バルパライソから迎撃に出る敵ユニットを蹴散らす中でレイノルズのLv.が上昇したので、ナイト→サムライにクラスチェンジ。

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 耐性不変バグの存在するPS版において、INT成長度で勝るサムライはナイトの上位互換なので、積極的にチェンジします。

レイノルズ隊vsデネブ

 いよいよ、ステージボスデネブとの戦闘です。

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 デネブは、こちら5人全員が攻撃可能な最前中央に位置し、ウィッチという貧弱クラスながら、高AGI、高INTでこちらの攻撃が回避される厄介な相手なので、二部隊の力を合わせて倒します。

 デネブに到達するまでに、ホィットマン/ラークもLv.が上昇したので、サムライに変えておきました。

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 INT差のあるポーラ(ヴァルキリー)のライトニングは期待できないので、サムライチームが頼り。レイノルズのソニックブームが命中するかしないかが、分かれ目。

 敵の攻撃に関して、デネブにぶん殴られるのは結構痛いが、パンプキンヘッドのドラッグイーターは、命中率が低いのと、それ自体に殺傷力はないので、最悪でもホィットマン一人が死ぬだけで済む。

 レイノルズ隊で削れないと正直苦しいので、ぶっちゃけるとタロット使うか悩んで一度コンティニューしちゃいました。言い訳ですが、このゲームの戦闘、運の要素が強すぎるんですよ。

ウェンディ隊vsデネブ

 十分なダメージを取れたら、レイノルズ隊は撤退させます。敗退を待ってもいいですが、死ぬとわかってるホィットマンをみすみす見殺しにするのも嫌だったので。

 数フレームの間だと思うんですが、敵のクレリック隊が出撃してきたので、仕方なくウェンディ隊で戦闘。思いの外、攻撃が填まって、Lv.が上がっちゃったので、リプレイには反映していませんが、ギルバルドをナイト→サムライに、ウォーレンをビーストテイマー→ニンジャに変えました。また、陣形もカノープスとギルバルドの前衛、後衛を入れ換えています。

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 デネブの残りHPは攻撃2回分だったので、ウェンディ→カノープスの攻撃で仕留めることにしました。

 前述したように、デネブは回避、特に魔法回避能力が極めて高いので、神宿りの剣でウェンディのINTを底上げすることで、なんとかアイスレクイエムを命中させました。

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 カノープスはAGIが高いので、苦なく攻撃が当たります。一応覇者の剛剣を装備させていたのですが、要らなかったですね。

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 カノープスでデネブの撃墜を取ることができ、個人的には満足です。

 

戦後処理

ドロップアイテム

 今回の戦闘で入手したドロップアイテムは、「光の囁き」「満月の石」「キュアポーション」でした。

 キュアポーションは、言わずと知れた回復アイテムですね。

 光の囁きは、ジャンセニア湖で出てきた、昼と夜を入れ換えることができるアイテムですね。まあでも、闇の香り同様使うことはないかな。

 満月の石は、ウェアタイガー獲得に必要なアイテムですが、ウェアタイガーは別に欲しくないんで、これも質入候補です。

埋もれた財宝回収

 マップ上の隠しアイテム、埋もれた財宝は、バルパライソから見て、北西部と南東部の山中にあります。

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 財宝は「炎群の剣」と「ヒドラの牙」でした。

 炎群の剣は、STR補正的には、よくて中盤までの武器って感じですが、火炎属性は相性がいい敵が多いので、まあ悪くないです。

 ヒドラの牙は、耐性付与アクセサリかつSTR上昇もあるので、耐久力に不安のあるグリフォンを使う時にあると嬉しいですね。

デネブの依頼

 財宝拾得後は、バルパライソへ向かい、デネブの依頼を受けます。

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 要求される「黄金の枝」は、まだ前半の内に入手するにはバカ高いんですが、彼女がくれる「ブラックパール」を売れば資金を用立てることができます。

 この依頼は、盗賊との取引扱いでカオスフレーム下降を招きますが、今後の展開を考えると既に高すぎるので、問題ありません。リプレイでは、民衆がパンプキンヘッドを嫌がってるという形で処理しました。

物資補給

 攻略に未使用のロスアンヘルスをわざわざ解放する必要もないかなと感じたので、リプレイ通り、懐かしのシャローム貿易都市チャンジガルで、キュアポーション×25を買いました。

 

 デネブを殺さない選択に至るウェンディの縦軸を描写するため、前回から長々書きましたが、文量は毎回このくらい必要なんですかね。前後編分割形式がデフォになるかもしれません。

 オウガバトルサーガのアイドルことデネブは、今後も話に絡んでくる予定なので、彼女の再登場を心待にしていてください。

 今回のステージ攻略の記述はわかりやすく書けたんじゃないかと思うので、今後もこのスタイルで行きたいと思います。

 よろしければ、また次回もお付き合いください。