ウェンディ、ゼンダに立つ 『伝説のオウガバトル』攻略日誌 その6 解説編

 

 本稿の概要に関しては、こちらをご参照ください→

 今回の記事のリプレイ編はこちら→

 では、本文をご覧ください。

 

概説

ポグロムの森

 ポグロムって虐殺って意味だったんですね。それ以前は何と呼ばれてたんでしょうか。

 ウォーレンがオピニオンリーダーのために集めた兵達は、ゼノビア王国戦士団の生き残りということなので、このポグロムに居た者達も含まれていたんじゃないかと思うんですよね。

 であるならば、この地で同胞達の亡霊と戦う心境は如何許だろうということで、今回先陣を担ってもらったエリーゼ隊に、ポグロム虐殺の生き残りという設定を与えて、ゼノビア戦士団の無念を表現してみました。

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 攻略の都合でクレリック→ヴァルキリーへとクラスチェンジさせたのですが、同胞の無念を抱えてるなら、聖職者のクレリックで成仏させてあげる方が普通ですよね。なのでこのクラスチェンジを正当化するために、過去に引き摺られず前に進む意思表示として戦士のヴァルキリーになった、ということにしています。

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 また、消耗したエリーゼ隊が見た希望の光として、翡翠の橋という気障な表現を出しています。時代的に、通信手段として狼煙は有効なはずなんですよね。魔法が存在するこの世界では、夜なら光で情報伝達するだろうということで、ウォーレンに魔法を使わせました。イメージとしては花火です。花火はステージクリア時にも上がるので。

 翡翠というのは勿論ウェンディのことなのですが、ポグロムの悪夢に取り残されたエリーゼ隊が、ウェンディという光を見つけて、悪夢から抜け出すことができたという演出意図でした。ポグロムを生き残ってしまったエリーゼ隊の裏側として、ランスロット含むウェンディ隊はポグロムに間に合わなかった者達という性格を与えたかったのですが、描写をコンパクトにしたこともあって伝わりづらいですよね。

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 ゼノビア全体に戦争の負の歴史として存在するポグロムを、過去を背負って戦い続けるエリーゼと、新しい光を灯すウェンディで解放する、というのが目指していたことですが、如何だったでしょうか。

結界

 ポグロムの森は、彷徨う亡者が生きた人間を虜にし、教会が三つもあるのに鎮魂も儘ならないという公式設定があるのですが、攻略上普通に渡れるし、クレリックのヒーリングで簡単に成仏させられるので、いまいち恐ろしさを感じない。

 なので、カペラによって結界が張ってあり、ポグロム全体に瘴気が留め置かれているということにしました。なにせ、13年(本編で言えば25年)間も亡者を彷徨わせる必要があるため、何らかの処置は必要だろうと。

 また、ちょうど攻略で使うのが有翼人を配した低空ユニットだったこともあって、森自体にも瘴気が沈殿し、地上を行く者は迷宮に囚われるという設定も付け足しています。

 一応、カペラの持つ魔導書に描かれた六芒星から、教会が囲む三角形を無力化する形で、結界による逆三角形が描かれるという裏設定を考えてたりします。前衛のデビルの数然り、ラシュディの弟子の3番目だったり、カペラは3が好きみたいなので。

 ただ、そうした結界を創作したことで、ウェンディに結界を破らせる必要が出てきたので、ここで謎のアイテム「ティンクルスター」に力を発揮してもらいました。

 勇者に神の祝福を与えるティンクルスターなら、道を阻む結界を何とかしてくれるだろうと。邪法の力によって、不条理に苦しめ続けられる魂を解放したいというウェンディの意志に応じて、ティンクルスターが結界を無力化したということにしています。

 本編のティンクルスターは隠し要素解放のために必要なだけで、本稿のように無いと攻略詰むみたいな重要アイテムじゃないので、ご安心ください。

魔術講義

 ゼテギネア大陸の魔法がどういう理論に基づいて成り立っているのかに関してウォーレンに語ってもらいましたが、要するに僕の厨二妄想垂れ流しのコーナーですね。厨二妄想は、喋ってる方は気持ち良くても、聞いてる方はちんぷんかんぷんということが多いので心配です。

 本稿の解釈だと、続編の設定と齟齬が出てくるかもしれませんが、それはまた今度考えます。一応、精の種類を調整することで、魔法の種類が増えても対応できるように考えたつもりなのですが。

 四属性魔法は、ゼテギネア大陸に存在する四風神こと四大精霊の力を借りて行使していることになります。暗黒、神聖魔法の方は神の力を借りているので、アヴァロン攻略の時にでも著したいと思います。

 無意識で使っていたようですが、一応ウェンディのアイスレクイエムも、北風神ボレアスの力を借りていることになります。もしかしたらウェンディの剣は、ボレアスの加護を有した東風神の名を冠すハンマー「エウロス」の類似品かもしれませんね。

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 そこからの流れで、デネブ戦の時に思いつきで出した魔力防壁ですが、当然カペラも使ってくるだろう、それならば防壁を破る術をウォーレンなら考えておくだろうということで、ニンジャへのクラスチェンジを正当化しました。

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 ゼテギネア大陸のニンジャとジパングの関係は定かではありませんが、仮にジパング由来だとすれば忍術の体系もゼテギネア魔術とは異なるだろう、であれば単純な魔力勝負では敵わないカペラにもウォーレンの魔法(忍術)が通用するのではという、理由付けです。

 占星術師でさえあればいいと思っていた過去の自分から、戦うために杖を手にし、延いては世界の様々な事象を尊重するスタンスのウォーレンが、己の屍霊術以外に興味のなかったカペラを倒すということで、ウォーレンのキャラクター付けにも繋がったのではないかと思います。

 

キャラクター

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カペラ

 あのラシュディの弟子と言いながら、他の二人の弟子に比べて彼の存在感は本当にショボい。北斗三兄弟に対するジャギ様くらい残念。なので本稿では、彼のキャラクターを盛りに盛ってみました。

 まず、黄玉のカペラ全然黄色くない。ローブは血の色ということで格好付けましたが、黄色着とけよ。本稿では、魔力の色が黄色ということにしています。魔力に色があるかどうか知りませんが。

 次に、彼の魔法は本来、場を支配するための術式だったということにしました。本稿の結界というのは、その表現です。本編で結界を張れるのはラシュディだけなので(ユーシスを封印したこと)、その方面で言えば、ラシュディに次ぐ術師だったのではないでしょうか。

 また、亡者を支配し、悪魔を使役していたというおどろおどろしい公式設定ですが、アンデッド系もデーモン系も野生でポンポン出てくるし、最下級の者しか扱えないので、ここだけ見れば後に出てくるオミクロンの足下にも及ばない。なので、彼が使役しようとしていた悪魔はもっと強大な魔界の存在で、その儀式のために13年間も彼は準備を続けてきたということにしました。

 反乱軍との戦闘においても、彼の魔力は主にそちらに割かれていて、一部しか使えなかったので弱かったんです。きっと。彼はゴエティックなので魔法は元々1発しか撃てないんですが、本稿では2発目を撃つつもりだったことにしています。

 以上のことから、戦闘向きの魔術師だったサラディンなんかより弱いのは仕方ないことなんです。バニティより弱いとか言わない。端から戦うために魔法を覚えたバニティとは、魔力の運用の仕方が違うんです。

 本稿では、太古の神の眷属とかいうものを創作し、異形のものの召喚という意味で、師であるラシュディと最も近かったのが彼、という性格付けを意図していました。

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トード

 悪徳商人トードは、攻略を見ながらの王道プレイを続けていればまず出会うことはなく、実際のプレイでも登場しませんでした。残念ながら、今後も彼と会うことはないでしょう。

 今後のリプレイにおける扱いは決めていませんが、今回に関してはせっかくなので出演してもらいました。取引は不成立ですが。今後出会わなかったにしても、この一件で彼の方からウェンディ達を避けていたという解釈です。

 本稿では、セルジッペに駐屯させたリサリサと絡みがあったことにしています。彼みたいな男にとっては、リサリサみたいな若く一本気な相手が1番苦手なタイプでしょう。

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ポルトラノ

 神々と共にオウガバトルを戦った十二使徒の末裔である三賢者の一人、大司祭ポルトラノ様ですが、そんな大物のくせにカペラが生きている間は何もしないんですよね。

 ちょうど、神秘のメイス入手のため北の隠れ都市ミナスシェライスへ行く理由が欲しかったので、セルジッペ解放時に彼が出てこない理由として、ミナスシェライスに捕らわれていたということにしました。

 そこからの逆算で、ミナスシェライスから出てこなかったのは結界が張られていたからだろう、殺さずに結界で留めていたのは何らかの儀式に利用するためだろう、森の瘴気も儀式に利用するために留めていたのではないか、その瘴気を祓うために入った森の中で儀式の現場を見たのではないか、という風にプロットを組み立てました。

 NPCとの会話を回収しつつ、ポルトラノを退けたカペラの大物感も演出でき、セルジッペ、ミナスシェライスを回る理由も作れたので悪くなかったかなと思います。

 ただ、それだけじゃ格好がつかないので、ミナスシェライスの神秘のメイスは彼が作ったことにしました。一応大司祭なので。宗派はわかりませんが。

 

ステージ攻略

軍団編成

 森林を移動できる低空移動にした3ユニットと、本陣守備の地上ユニットを合わせた4ユニットで攻略する。

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 第1隊は、例によってウェンディをリーダーとしてカノープス/ランスロット/ギルバルド/ウォーレンの固有キャラのみで編成したウェンディ隊。

 第2隊は、エリーゼをリーダーに、ホークマンのランカスターと、ファイター×3で構成されたエリーゼ隊。

 第3隊も、構成は第2隊と同様のリサリサ隊。

 第4隊は、ナイト×2、サムライ×2、ニンジャの豪華なシルフィード隊。

 今回はマップが広いので、抜かれる可能性を考慮して本陣防衛ユニットを置くが、ウェンディ隊以外で遂にノービスが1人もいない隊を構成できるようになった。嬉しい。

 装備はエリーゼ隊に優先して振り分け、余った物をリサリサ隊に。

 但し、中立(野生)アンデッドとの遭遇を考慮して、ルーンアックスはエリーゼ隊のブラッキィに、神宿りの剣はリサリサ隊のハドソンにと、神聖武器を分けて配備しておく。

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進軍開始

 マップ上半分の森林地帯を進軍していく。

 森林は橋を境に、東部、中部、西部に分けられる。

 まずはウェンディ隊、エリーゼ隊、リサリサ隊を、本拠地マトグロッソのある東部から、街道に沿って橋を渡り、中部にまで入る。

 ここから先は、草原ユニットだとキツい。シルフィード隊は、出撃だけさせてマトグロッソに待機させておく。

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 以下、ウェンディ隊/エリーゼ隊/リサリサ隊の進路を、白色/赤色/青色の線で表す。

 橋で渡る北側と違い、南側の中部と西部は山岳によって隔てられている。敵軍はここを進んでくるので、エリーゼ隊を迎撃のため南方の山岳へ進軍させる。

 方やウェンディ隊とリサリサ隊は、北の拠点を解放するため、このまま西進して橋を渡った地点を目指す。飛行ユニットで橋を渡る意味はないが、街道沿いは中立キャラとの遭遇がないため、ここを目的地とする。

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ラニオン戦線

 山間部の道付近で、エリーゼ隊と帝国軍との戦闘が始まる。

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 エリーゼ隊の戦力では、一回で敵を潰走させるのは難しいが、目的は敵をウェンディ隊のいる北面へ逃がさないことなので、山を越えた先の街道を南下するようにして敵を抑え込み、最悪自軍本拠地のある東側へは抜かせてもいい。

 実際の攻略でも、大空移動のワイアームを擁するビーストテイマー隊には抜かれることを許したが、マトグロッソに構えるシルフィード隊が難なく撃破した。

 敵本拠地のあるマップ南西部まで到達したら、やはり敵の進軍してくる街道に沿って逆走しながら、ゴヤス城手前まで進出する。

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 マラニオンの上を通過して、そこに拠る敵部隊を蹴散らすが、別に解放する必要はないと思う。先にも述べたが、エリーゼ隊の目的は敵部隊を北面に出させないことなので、最低でも北へ抜ける橋より奥に陣取る必要があり、マラニオンで休息している暇はない。

 拠点で回復しなくても、キュアポーションを濫用してやれば十分なんとかなる。

 まあゴヤスを落とすわけではないので、一応ここをマラニオン戦線と呼ぶことにするが。

 エリーゼはLv.が上がっても、前衛の誰かがリーダー資格を得るまでクラスチェンジはできない。だが、ブラッキィが同時にナイトになれたので、エリーゼもヴァルキリーにチェンジすることができた。アンデッド対策は正直、神聖武器が1つあれば十分なので、今後のために成長度の高いヴァルキリーにクラスチェンジさせた。

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 ついでに、成長したテイラーとティムもナイトへクラスチェンジ。

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セルジッペ解放

 一方、北部に残した部隊で北西端に位置する神聖都市セルジッペを解放しに行く。カオスフレームが高いので解放しても意味はないのだが、念のため。

 ここで、経路的には先にミナスシェライスを解放した方が早いが、防衛戦略的に先にセルジッペを解放した方がいいと判断した。敵の動きによっては、ミナスシェライスを先に解放するとロスが生まれるからだ。

 何が言いたいのかというと、現在エリーゼ隊がゴヤスの北東域封鎖のため進軍中であるが、まだ完全ではない。この状態でミナスシェライスを解放すると、ゴヤスから森林西部へ向かう3本(厳密には4本)の橋の内、真ん中の橋を通って敵が北面へ抜ける可能性がある。

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 エリーゼ隊の進軍を待ってミナスシェライスを解放するのも一つの手だが、敵方にはまだエリーゼ隊のいるゴヤス北東を避けて北西へ回り、西側の橋を渡る選択肢が残っている。こちらのセルジッペ解放より早く敵が北へ抜けた場合、セルジッペ解放を契機として始まるこちらのゴヤス攻略より、敵のミナスシェライスorセルジッペ奪還が早くなる可能性がある。

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 上記の2パターンの場合、森林のどこかに隠れる敵の掃討をせねばならない。

 これが、先にセルジッペを解放し、部隊を駐屯させておけば、敵が西へ回って北面へ抜けたとしても、ミナスシェライスを解放してゴヤス攻略の段になった時、敵はセルジッペゴヤスを結ぶ最短経路に居るため、セルジッペからゴヤスを目指す部隊が必ず会敵できる。

 故に、セルジッペ→ミナスシェライスと解放した方が、森林掃討作戦を行うロスが省けるのだ。リプレイにも、そのルートを反映させた。

 とまあ要は、僕がこうしたいということなんですけどね。こうやって自分なりの作戦を考えながら進軍するのが、本作の醍醐味ですから。

 ウェンディ隊を僅かに先行させつつ、ウェンディ隊とリサリサ隊で北西端の隠れ神聖都市セルジッペへ向かい、ウェンディ隊で解放する。

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ミナスシェライス解放

 案の定トードは現れなかったので、ウェンディ隊はセルジッペから今度は東に引き返して、西部の北東端、隠れ貿易都市ミナスシェライスへ向かう。

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 ミナスシェライスはセルジッペと違い、解放することで「神秘のメイス」が貰える有用な都市。

 神秘のメイスを回収したら、愈々ゴヤスの攻略へ。

攻勢開始

 ミナスシェライス解放と同時に、エリーゼ隊はミナスシェライスへ後退。

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 ミナスシェライス防衛の意味もあるし、ここは寧ろ敵が付いてきて戦線が引き伸ばされた方が、ゴヤス攻略に向かう部隊が楽になる。そうはならなかったけど。

 東側を後退するエリーゼと入れ替わりに、西側ではリサリサ隊をセルジッペからゴヤス手前まで南進させる。

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 途中、リサリサ隊で、西回りでセルジッペへ進軍中だった敵部隊を撃破した。

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 リサリサ隊も前衛がナイトになれるようになったので、こちらもリサリサをヴァルキリーへクラスチェンジ。

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 また、ウェンディ隊は森林西部を左斜め下に突っ切って、ゴヤス手前でリサリサ隊との合流を目指す。敵はセルジッペへ向けて行軍中であり、東側もエリーゼ隊を越えてくることはないので、ウェンディ隊は温存したままゴヤス手前まで向かえる。

ゴヤス攻略

 サムライとなったギルバルドのソニックブームが強力なので、突入するのはウェンディ隊だけでいい。

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 前衛のカノープスランスロットに、それぞれ神聖武器のルーンアックスと神宿りの剣を装備。敵はデビルなので、必ずしも神聖武器が必要なわけではないが、気分。属性関係ないギルバルドにはイスケンデルベイ、INT依存の忍術を使うウォーレンには神聖のメイス。ウェンディは、カペラ相手の今回特に意味あるわけじゃないけど、それっぽさからベルオブコールドを。

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 出撃してきた部隊を蹴散らしたら、カペラと戦闘開始。

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 アイスレクイエムはダメージがないわけではないが、ミスした。本来なら1ターン撃破だが、ここでミスしたおかげで2ターン目に突入し、カノープスランスロットが共にデビルを倒すことに成功。ラストはウォーレンの火遁で、カペラを撃破した。

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戦後処理

ドロップアイテム

 エリーゼ隊が激戦の戦果に、ドロップアイテムとして「闇の香り」と「体の源」を入手しました。

 闇の香りは、マップ上で使う攻略用アイテムであり、時間帯を昼→夜へと変えることができます。が、正直大した使い所もなく、既に1個所持しているので、質入用です。

 しかし、もう一方の体の源は、命の木の実同様、ステータス上昇効果のあるドーピングアイテムです。これは有用。とりあえず、ウェンディに使っときました。

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アイテム補充

 今回の攻略で使用したキュアポーション×13を、わざわざ拠点解放することもないだろうということで、シャロームのチャンジガルに戻って補充してきました。

 道中、偶々グリフォンと遭遇し、倒してもよかったのですが、説得して仲間にしました。なので、次回の編成画面でグリフォンが1体増えてると思います。

埋もれた財宝

 マップ上に隠された装備アイテム、埋もれた財宝を回収しに行きます。

 いつものウェンディ隊なのですが、後述する理由のために、カノープスではなくマックスウェルを入れておきます。

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 財宝は、マトグロッソから南に下りた東部中段の山の麓と、マップ中央付近の山の麓の、二ヶ所にあるので、東側→中央の順に回収します。入手できたのは、「雷獣の盾」と「黒王の剣」でした。

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 雷獣の盾は、物理耐性の上昇値は中程度ですが、雷耐性が跳ね上がるので、悪くない防具です。

 黒王の剣は、高STR補正の上、名前の割に物理属性なので暗黒武器より使えるという、かなりいい武器です。

クイックシルバー

 中央の隠し財宝を回収したら、その足で北西端の神聖都市セルジッペに向かい、大司祭ポルトラノの元へクイックシルバーを貰いにいきます。

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 一応カオスフレーム70以上という条件があるのですが、僧侶系オピニオンリーダーでまともにプレイしていれば、条件を下回ることはないです。シリウスに騙されたり、デネブを許したりしていた僕のプレイでも、無事ポルトラノに会えました。

 ポルトラノからは、ダルムード砂漠にあるアリアバードまでのお使いを頼まれます。ダルムード砂漠はゲーム後半に登場するステージなので、着いた頃には確実に忘れています。隣町までのお使いだったトードとは大違い。

ALI調整

 実はここまでの攻略で、ホークマンのランカスターと、ヴァルキリーのケミィのALIが40代前半まで落ち込んでいたので、ウェンディ隊が上記の戦後処理を行っている間、最高LUKのカノープスをリーダーとして、神聖武器を装備させたランカスターとケミィを入れたカノープス隊で森林を放浪していました。

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 ランカスターとケミィでスケルトンを1体ずつ撃破し、両者のALIを40代後半まで上げました。

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プレイ後記

 今回攻略したこのポグロムの森ステージは、広大かつ進軍の難しいマップ、アンデッドモンスター、攻撃の届かない後衛に位置するボスは、大魔導師ラシュディの弟子という、序盤の山場となってもおかしくないような大仰なステージで、タイムリミットも4日と長めに設定されているのですが、如何せんボスのカペラが弱い。

 ステージボスがあんまりパッとしない上、この段階ではまだALI調整の重要性も薄いので、即行で通りすぎた結果クリアした人の中でも、ポグロムの森も黄玉のカペラも印象が薄いという人が多いのではないでしょうか。

 なので、今回の投稿はカペラをその身分に相応しい大物に仕立てることが目的だったのですが、その結果長大な記事になってしまいました。

 まあ本編だとラシュディの弟子だったのは数年間みたいに言われているので、実際バニティ達と大差なかったのかもしれませんが、三人の弟子ってアルビレオサラディンと並び称されるわけですから、大物なんだと思います。多分。リプレイではラストシーンも意味深ですが、彼の再登場はありません。

 OPデモをしっかりと見れば、ラシュディが黒幕だということは明かされるのですが、ウェンディにとっては今回初めて、敵をラシュディと知るということにしました。

 サブタイトルの魔の棲む森とは、ゼノビアの歴史に汚点として残る虐殺ポグロムのことであり、そのポグロムの森に棲みつくアンデッドのことであり、アンデッドを使役するカペラであり、カペラ自身をも呑み込んだ魔の魅力という、色々な意味がかけられています。

 次回は第1部の大詰め、スラム・ゼノビアの攻略です。最初のクライマックスに相応しい、また大仰な話になるのでしょうか。

 

 ここまで長々とありがとうございました。

 では、よろしければまた次回もお付き合いください。

 

伝説のオウガバトル

伝説のオウガバトル

  • 発売日: 1993/03/12
  • メディア: Video Game