ウェンディ、ゼンダに立つ 『伝説のオウガバトル』攻略日誌 その8 解説編

 

 本稿の概要に関しては、こちらをご覧ください→

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伝説

アヴァロン

 今回はその名の通り、アヴァロン伝説です。アヴァロンに関してざっくり言うと、キリスト教とも関係の深いアーサー王伝説の中で、最後の戦いで傷付いたアーサー王が眠りにつき、来るべき戦いのために傷を癒しているという安息の地。

 ゲーム本編でも、ロシュフォル教の聖地ということで、信仰の中心地になっているんですが、実は『伝説のオウガバトル』では、ロシュフォル教の神が何者なのかは明かされていないんですよね。女神フェルアーナが聖なる父と呼んでいるので、フェルアーナより上位の男性神であることしかわかっていません。

 まあ続編の『タクティクスオウガ』で、太陽神フィラーハを主神としていることがわかるので、本稿でもアヴァロンを中心とする原始フィラーハ教が存在し、そこから派生したのがロシュフォル教という解釈を取っています。一応『伝説』においても、宗教者や天使が高い値を示すALIが、タロット「サン」のダメージ量に関わってくるので、太陽=神聖という結び付きが、裏設定としては存在しているようですが。また「サン」が味方をも傷付けるというのも、主神らしい厳格さではあります。

 本編時間でも、ロシュフォル教成立はせいぜい80年前なので、聖地云々はロシュフォル教成立以前の伝説、つまりフィラーハに関するものだと思われます。なので、アヴァロン島の地理的、及び地形的条件から、太陽が初めに射した地という謂れを付けました。このことから、太陽神信仰の中心地となったのではないかと。

 ただ「フィラーハ」という名が、アヴァロン関係ないゼノビアの貿易都市に付いているんですよね。後から気付いて焦ったんですが、ここから原始フィラーハ教は俗世と関係しすぎて衰退したという設定にしました。内なる信仰を重視するロシュフォル教の教義も、そこから生じたのでは。

 来るべき戦いというのは、このサーガの最終章であるところのオウガバトルと思われるので、もしかしたら天界の人間や、ロシュフォル皇子等かつての英雄が、降臨するのかもしれません。その時、アヴァロンを神聖側が掌握していることが、勝敗の鍵となったとか。

雷神トール

 アーサー王のアヴァロン伝説も、おそらく北欧神話におけるヴァルハラ信仰の影響を受けていると思われます。一方、本作の中で度々、北欧神話の三大神の一柱トールの名が出てきます。ここは関連付けてもいいだろうということで、本稿でもトール神を絡ませてみました。

 ゼテギネア大陸でトール神信仰があったのは間違いなく、雷神の鞭/シグムンド/サンダーグラブ/雷鳴のヘルム/雷鳴の指環という五つもの装備品がトール由来とされており、没設定ですが、当初は天空の三騎士の一人である固有キャラクターとして、雷神トールが登場する予定だったそうです。

 そんなトールですが、残念ながらゼテギネア神話には存在しないことになってるんですよね。1番名前出てくるのに。なので、ゼテギネア神話の中で1番キャラの弱い快楽神ザムンザが、勢力の強かったトール神信仰を吸収したため、他の神と並び立つようになったということにしました。

 本作の重要な北欧神話要素としてもう一つ、女戦士クラスのヴァルキリー/フレイヤがあります。ヴァルキリーは三神の中でも主神オーディンと、フレイヤは三神最後の一人フレイと関係の深い存在なんですが、ヴァルキリー/フレイヤは共に雷撃魔法を扱うんですよね。

 なので本稿では、現実の北欧神話における三神を一柱に習合したものが、ゼテギネア大陸におけるトール神信仰であるという解釈をしました。女好きの神ザムンザと結び付けたのはこういう意図があって、女戦士が雷撃魔法のみ扱えるのは、彼女達は本来魔術師の素養はないが、ザムンザ=トールが女戦士に無分別に力を与えるからだという理由です。

 厳粛な太陽神フィラーハとは別に、この神の島アヴァロンを特徴付ける要素として、勇気を示す女性戦士の味方トール神という存在を登場させ、アイーシャの仇討ちを劇的に後押しさせてみました。

オウガ

 オウガバトルという呼び名の由来(実際はQUEENの曲名ですが)となった「オウガ」ですが、一体どういう存在なのか、実はサーガが完結していない現在わかっていません。

 このアヴァロンで、初めてその存在が明かされるわけですが、早速情報が矛盾し、プレイヤーは煙に巻かれます。しかも、今後もオウガに関する情報は出てこないので、『伝説』におけるオウガがどういうものなのか、一度整理したいと思います。

 太古の昔、魔神や悪魔と共に地上の覇権を懸けて、神々を奉じる人間と戦った、愛や正義よりも力と闘争を好む野蛮な悪鬼というのが、オウガに対する一般的な理解のようです。この場合、悪魔に近い亜人の一種という感じでしょうか。

 一方で、神聖都市タルジンの男は、オウガとは悪魔に心を奪われた人間のことでは、と推測を述べています。ここでは、人間とは別個のオウガという種族がいるわけではなく、心の有り様の問題のようです。そうなると、信仰がオウガと戦う術であるというのも、説得力が生まれてきます。

 アヴァロン島ステージボスのガレスが、オウガであるという説も出てきます。ガレスは、ラシュディより授けられた暗黒魔法によって、鎧をその分身として動かしおり、鎧には悪霊や死神が取り付いているそうです。暗黒魔法という力に溺れ、元の人間性を失って残虐な黒騎士と化したガレスは、オウガと呼ぶに相応しいかもしれません。

 神への信仰を失い、暗黒魔法等の力と引き換えに内面的にも外面的にも元の人間性を失った、外道に堕ちた人間のことをオウガと呼ぶのではないでしょうか。世が乱れると人心も荒廃し、オウガと化す人間も増えてくる。力を崇拝するオウガは地上に魔神や悪魔を召喚することも厭わず、地上から神への信仰を駆逐せんばかりになった戦争が、オウガバトルとなるのでは。

 

キャラクター

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アイーシャ

 本編中で唯一、年齢が明かされるんですが、なんと18歳。聖母と言うには若すぎる気もしますが、現実の聖母マリアはローティーンでイエスを身籠っているので、これでも年増なのかも。当然、味方キャラの中では最年少だと思われます。本稿のウェンディは19歳のつもりで書いているので、姉妹感が出ててもいいかなと。

 島出身の神官で、母の死を機に帝国打倒を決意するという、設定パクってると思われても仕方ない感じですが、僧侶系女性オピニオンリーダーだとどうしてもアイーシャとイメージ被っちゃうんですよね。一応年長でリーダーのウェンディの方が好戦的な姐御肌で、アイーシャは普段は大人しい激情家という、キャラクター付けが出来ればなと思います。

 デフォルトのプリーストがイメージとも合ってるんですが、上記のようにアヴァロンでヴァルキリーが活躍するシーンはアリだなと思ったので、ヴァルキリーにしてガレスに挑ませました。ライトニングのエンチャントは、アイーシャ固有のものということで。今後は普通に、プリーストとして使っていくと思います。

 ナイトはともかく、マーメイドが同時加入する理由として、カストラートから海を渡ってきたということにしました。カストラート海ステージへ行く前にマーメイドの特徴を押さえておけっていう、制作者側からの配慮でしょうか。

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ガレス

 帝国の皇子で、ラスボスの一人でもあるガレスですが、ここで登場するのは分身体ということで、強さは控えめ。まだ前半戦ですし。黒騎士という異名は見たまんまですが、皇子でありながら騎士というのは、流石武の国ハイランド。

 もう一方の不死身のガレスというのも、分身体を使って何度もプレイヤーの前に立ちはだかってくるので、納得っちゃ納得ですが、ラスボス戦では前座扱いでそのまま死んじゃうし、そもそもこういうしつこい敵キャラって、戸愚呂兄宜しくなんか雑魚のイメージあるんですよね。

 雷撃が比較的苦手なのは、鎧だからですかね。ステータスが平均的に高くて、ウェンディの魔法やソニックブームが躱されたりしたので、リプレイに反映してみました。実際は、頑張ればアッシュの攻撃も当たります。むしろライアンの雷遁が当たらない。

 鎧には悪霊や死神が取り付いているそうですが、システム的には反映されていないので、よくわかりません。個人的には、ガレスがep.5におけるオウガという説はアリだと思います。ep.8では、ガレスみたいな人間を辞めた奴等の軍団と戦うんですかね。

 

プレイ記録

軍団編成

 自軍本陣のバインゴインから敵本拠地のアムドまで、ほぼ一直線に進軍するので、本陣守備の部隊は要らないでしょう。イベント消化用のウェンディ隊に、装備を充実させた主力部隊、そしてアイーシャ回収用の隊。以上3部隊で攻略します。

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 第1隊の構成は、リーダーにウェンディ、低空移動用にカノープス、他にサムライのアッシュとランスロット、ニンジャのウォーレンを加えた固有キャラの部隊。

 第2隊の構成は、ヴァルキリーのリサリサをリーダーに、低空移動用のランカスター。この2人を後衛に、前衛としてサムライのブラッキィ/ティム/シルフィード

 第3隊の構成は、リーダーがサムライのギルバルド、ニンジャのライアンとヘクター、ヴァルキリーのエンヤ。後からアイーシャを加えるので、4人まで。また、アイテムで前線に呼び出すので、低空移動用のキャラは必要なし。

 一応リサリサ隊の装備を記述しておくと、アンデッドとの戦闘を考慮して、前衛のサムライ3人には神聖武器である「ルーンアックス」「神宿りの剣」「神秘のメイス」、STR効果のみかかるランカスターには最強武器「シグムンド」、魔法で攻撃するリサリサには若干INT補正のある「イスケンデルベイ」を持たせてあります。ただ、あんまり上手くなかったので、適宜付け換えています。

アイーシャ加入

 最初の目標は、マップ中央の隠し教会を解放し、アイーシャを加入させることです。

 リサリサ隊を中央北部の湾付近まで進出させつつ、ウェンディ隊でその後方を進軍し、中央教会の解放を目指します。ギルバルド隊は編成がまだ完了していないので、出撃はさせません。

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 ウェンディ隊の進路を白線、リサリサ隊の進路を赤線で表しています。

 敗退の可能性を考えると、リサリサ隊とウェンディ隊をあまり近付けているのも不安ですが、ウェンディ隊の進軍を遅らせ過ぎて攻略が遅くなるのも面白くないので、リサリサ隊がガントーク付近まで来たところで、ウェンディ隊を進発させました。回復アイテムとタロットを使っていけば、大丈夫でしょう。

 この時点で気を付けるべき敵は、大空移動で進軍してくる、グリフォン2体を擁したヴァルキリー隊です。グリフォンもヴァルキリーも物理攻撃が弱点なので、タロット「チャリオット」で削り、仕留めました。

 アイーシャ加入イベントを終えると、第4隊としてアイーシャ隊が加入しますが、第4隊は使わないので解散します。

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 その代わり、第3隊のギルバルド隊は4人しかいないので、最後の一人としてアイーシャを編成します。

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 また、リーダーでなくなったアイーシャは、プリーストからヴァルキリーにクラスチェンジさせます。成長度を考えるとヴァルキリーよりプリーストの方が優秀なんですが、アイーシャでガレスを倒そうと思ったら、事前に前衛のブラックドラゴンを倒さないといけない上、前衛に置いて低火力の攻撃で倒さなければならないので、非常に難易度が高くなるんですよね。

 ヴァルキリーなら高火力の、しかも魔法で攻撃できるため、前衛のブラックドラゴンを倒す必要もない。アイーシャの初期CHA値では、一度クラスチェンジを行うとデフォルトのプリーストには戻せないんですが、ガレスを倒せればプリーストの条件をクリアするので、問題ありません。

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中央戦線

 次の目標は、リサリサ隊で敵を迎撃しつつ、ウェンディ隊をアムド前方まで進出させます。

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 ここでは、リサリサ隊がいかに敵を撃退できるかが鍵です。

 1番厄介なのは、ゴースト4体を連れたゴエティック隊です。アンデッドは神聖攻撃以外ではダメージが与えられないため、前衛に神聖武器の装備が必須となりますが、加えてAGIも高いため、単純に攻撃が当たらないことも多いです。

 なので、ホークマンでAGIの高いランカスターに「ルーンアックス」を持たせて前衛に置き、代わりに「シグムンド」を装備したシルフィードを後衛に下げてソニックブームを撃たせることで、ゴースト達を倒しながら、リーダーのゴエティックも確実に仕留めました。

 ゴエティック隊との戦闘で、ランカスターのLv.が上がったので、ホークマンから上位互換のバルタンへとクラスチェンジさせました。ALI値がギリギリの所にあったのですが、ちょうどアンデッドを倒した後にLv.が上がってくれたので、助かりました。

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 次に厄介なのが、エンジェル3体を連れたプリースト隊です。エンジェルの火力は大したことないので、殴り合いのダメージ量で負けることはないのですが、このステージ8時点でプリーストに回復力を発揮されると倒しきることができず、戦線に残存し続けるんですよね。

 プリースト隊がウェンディ隊の前方に見えたら、リサリサ隊で積極的にぶつかっていき、早めに撤退させます。

 一方で、部隊を戦闘要員で固めた地上ユニットも、こちらは湾の西側を迂回して進行してきます。

 ニンジャとナイトで構成されるナイト隊は一見強力そうですが、ニンジャが2人とも後衛にいるので、案外勝てなくはありません。

 やはり、ドラゴンを有したバーサーカー隊が厄介です。バーサーカー自体の攻撃力も高いし、ドラゴンのファイヤーブレスも強力で、単なる殴り合いでは戦闘不能者が出て、押し負ける可能性があります。

 最も攻撃の集中しやすい前列中央に、最もステータスの高いシルフィードを今まで通り配置すると、武器ではなく防具の「ヒドラの牙」を装備させます。ヒドラの牙は、物理耐性と火炎耐性を上げてくれる上、STR補正まで付くという、まさにドラゴンと戦うためのアイテムです。これでシルフィードが生き残ってくれれば、勝てるはずです。

 リサリサ隊が真っ直ぐ進めば、湾に沿って進軍することになるのですが、ここでマーメイド隊と水上で戦う可能性が出てきます。マーメイド自身も地形補正で強化されますが、連れている2体のオクトパスが、地上と別物のように強くなるので、無策で当たると敗退の危険が濃厚です。

 なので装備を、火炎と雷撃が弱点のマーメイド隊専用に付け換えます。通常攻撃で、サンダーアローとライトニングを撃てるリサリサとランカスターには、属性関係なくそれぞれINTとSTRを上げる武器で構いません。直接攻撃になる、前衛のティムとブラッキィには火炎属性の「イスケンデルベイ」、シルフィードには雷撃属性の「シグムンド」を持たせました。

 敵への対抗策としては、これで一通りです。後は、キュアポーションやキュアストーンをジャンジャン使いながら、力で押していきます。意外とタロットを使わずとも、なんとかなりました。

アムド侵攻

 ウェンディ隊がアムドの手前まで進軍したら、ギルバルド隊をマップ上に出撃させ、「オールサモンズ」を使います。

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 このままアムドへ向かってもいいんですが、折角前線の人数が増えたので、先鋒となるリサリサ隊の人員を少し入れ替えます。

 具体的には、5人の中でもLv.の高いランカスターとブラッキィを、ギルバルド隊のヘクター、エンヤと入れ替えました。

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 リサリサ隊は若干の戦力ダウンになる上、敗退で即隊列が乱れるので、勝利が必須になりますが、今まで通り装備を対策して落ち着いて対処すれば、進軍には差し支えないでしょう。

 これ以降は地上移動になるため、運搬用キャラは考えなくても大丈夫です。

 リサリサ隊→ギルバルド隊→ウェンディ隊の順にアムドまで進撃します。

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 出撃してくる敵を蹴散らしてアムドに辿り着いたら、ガレス攻略シフトへチェンジします。

 一度替えたブラッキィ/ランカスターとヘクター/エーニャも、元に戻しました。これに関しては、特段理由はないんですが、趣味です。

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 ガレスを仕留めるのは最後に突入するウェンディ隊になるため、ウェンディ隊にアイーシャを入れます。代わりに外すキャラですが、先述したようにもう飛行移動にする理由はないので、カノープスと交代しました。

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 陣形も、後列のガレスを攻撃できるように、各隊後衛を3人配置します。

 リサリサ隊は、サンダーアローを撃てるランカスター、魔法攻撃のできるリサリサに、ソニックブームを使えるシルフィードを後列。

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 ギルバルド隊は、サンダーアローを使うカノープスソニックブームを撃つギルバルド、忍術を扱うライアンを後衛に配しました。

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 ウェンディ隊は、ソニックブームを撃てるアッシュ、魔法攻撃のウェンディ/アイーシャを後列に。

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 更に、装備も変更します。

 とりあえずウェンディ隊最優先で、ウェンディにINT補正最高値の神宿りの剣、アイーシャにINT補正次点の神秘のメイス、アッシュはSTR最高補正のシグムンド。前衛は耐久力を考え、ウォーレンがINTにマイナスがあるもののSTR補正の高いマラカイトソード、ランスロットにはSTR補正に加え若干のINT補正もあるイスケンデルベイを、それぞれ装備しました。

 ギルバルド隊には残りの装備から、STR補正の高いルーンアックス、黒王の剣をカノープス、ギルバルド、またINT補正もあるイスケンデルベイをライアンに。前衛のヘクターとエンヤには、次にSTR補正の高い覇者の剛剣とペリダートソードを装備させます。

 リサリサ隊には防具を装備させても良かったんですが、アムドまでの血路を開いたことで彼等の仕事は9割方完了してるので、何も装備させなくてもいいでしょう。

アムド攻略

 愈々ガレスとの戦闘に入ります。因みにHPの減ってるキャラも居ますが、肝心なキャラは温存しておいたので、ここで回復アイテムを使う必要はありません。

 1番手はリサリサ隊で、リーダー補正のあるリサリサが先制のライトニングを撃てます。メインの削りはギルバルド隊がやってくれるので、ライトニングが当たったらリサリサ隊は即撤退します。

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 2番手はギルバルド隊です。同じく、リーダーのギルバルドが先制でソニックブームを撃てます。ソニックブームが当たれば満足なので、そのまま撤退します。

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 外れても、敵の攻撃は前衛が庇ってくれ、後衛に届く攻撃は1~2発なので、カノープスのライトニングアローとライアンの雷遁×2で削れれば、大将のウェンディ隊で十分撃破できる算段。その場合、ヘクターとエンヤは戦死しますが、彼等にダメージソースは期待していませんし、撤退時にCHAが減らないで済むので、むしろ好都合。

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 3番手が、愈々本命のウェンディ隊です。先制でウェンディでアイスレクイエムを放ちますが、まあ当たりません。

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 ガレスのイービルデッドを喰らってもHPは温存してきたので、問題なし。

 アイーシャのライトニングが、現時点でのウェンディ軍では大火力なので、リプレイに反映させてあります。但し、ガレスはソニックブームかサンダーアローの一方だけしか受けていないので、まだ倒せません。ソニックブームを当てた上で、サンダーアローも喰らわせていれば、ここで撃破できるのですが、アッシュが攻撃するシーンを作りたかったので。

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 アッシュのソニックブームは当たらないこともないですが、外れてくれないとここでガレスを倒してしまうので、外れてくれて良かったです。上述の通り、ギルバルド隊での戦闘を調整すれば、アッシュのターンを待たずにガレスを撃破できるのですが、ここは趣味です。

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 ウォーレンやランスロットブラックドラゴンを撃破するのは困難なので、やはり盾役と考えます。特に集中砲火を浴びるウォーレンは戦死の可能性もありますが、全弾命中以外は一命を取り止めますし、最悪戦死も已む無しです。実際は生き残ったので、ウォーレンに経験値を稼がせることができました。

 アイーシャの二発目のライトニングで、漸くガレスを撃破しました。

 

戦後処理

聖母アイーシャ

 アイーシャは、ヴァルキリーからINT成長度の高いプリーストに戻しておきました。こちらの方が、アイーシャらしいですし。今後は、ウェンディ隊のヒーラーとして使っていきたいと思います。

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 ついでに、すっかり忘れていましたがリサリサもプリーストに、またアイーシャと共に加入してきたカッシングとマーフィーもサムライにと、ステータス成長率のいいクラスへチェンジさせておきました。

ドロップアイテム

 戦闘時のドロップアイテムで、「ソウルコール」、「光の囁き」、「体の源」、「勇者の欠片」をゲットしました。

 「ソウルコール」は、マップ上で使える回復アイテムで、戦死したキャラを生き返らせることができる、いわゆる“フェニックスの翼”です。ソウルコールは幾つあっても困らないので、ストックしておきます。

 「光の囁き」は、マップ上で使用できる時間操作のアイテムで、時間帯を昼にすることができますが、正直使いません。質入れ用ですが、既に1つ獲得していて、ストックを圧迫しないことが救い。

 「体の源」は、いつでも使えるドーピングアイテムで、最大HPを上げる、いわゆる“命の木の実”です。早速ですが、ウェンディに使っておきます。

 「勇者の欠片」は、いつでも使えるドーピングアイテムで、Lv.を1上昇させる、いわゆる“不思議な飴”です。ただまあこれに関しては、クラスチェンジの際使うかもしれないので、今のところはストックしておきます。

埋もれた財宝

 マップ上の隠しアイテム「埋もれた財宝」を回収しに行きます。埋もれた財宝は装備アイテムであり、何が出るかはランダムなのでこれによって攻略難度が変わってきます。

 戦うわけじゃないので回収部隊はどんな構成でもいいんですが、1日目の出撃コストがかからないウェンディ隊を使い、移動力重視でグリフォンのイーロス、後は折角なのでアイーシャと、趣味でウォーレンを入れました。

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 埋もれた財宝は、マップ南東端にある離れ小島に一つ、アヴァロン島南東の沿岸部に一つ、マップ北部神聖都市ラゾンのある島の西側に一つの計3つです。

 まず、南東端の財宝を回収しに行きます。1つ目の財宝は、「雷のオーブ」でした。「雷のオーブ」は、中程度のSTR補正と最上位の雷撃耐性が付与されるアクセサリです。アクセサリではおそらく最も使える。

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 次に、そのまま本島南東沿岸の財宝を回収します。2つ目の財宝は、「コールドシールド」でした。「コールドシールド」は、中程度の物理耐性と最上位の氷結耐性が付与される最強クラスの防具、雷獣の楯の氷結版です。

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 そして、マップを対角線に渡って、北島西部の財宝回収に向かいます。3つ目の財宝は、「神宿りの剣」でした。神聖属性かつ、中STR補正と高INT補正という優秀な武器で、しかも既に1つ持っているのでストックを圧迫しない。

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 はっきり言って、今回の埋もれた財宝は当たりですね。ヤッター。

トリスタンを止めてくれ

 スラム・ゼノビアステージでカルロバツにいるバーニャから「栄光の鍵」を入手しているので、このアヴァロン島ステージで帝国軍本拠地だったアムドに立ち寄ると、帝国に侵入したというトリスタン皇子の庇護を頼まれます。

 別に、このイベントを見ていなくても、なんなら依頼を拒否したとしても、攻略上何の不都合も生じない、つまりイベントを消化しても特にメリットはないんですが、折角なので皇子の庇護を引き受けました。

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 リプレイでは、宗教都市ガルヤルサで聞くことのできる、大神官フォーリスと魔法使いボーグナインが旧知という関係を利用して、トリスタンはディアスポラへ向かったということにしましたが、本編で皇子がディアスポラを経由しているかどうかはわかりません。

アイテム補充

 僕のプレイがヒーラーを置かないスタイルのため、ステージ攻略の度に回復アイテムの補充が必要で、毎度シャロームのチャンジガルに戻っているのですが、そろそろキュアポーションの買い足しはしなくてもいいんじゃないかと。

 今回の攻略でちょうどキュアポーションのストックを使いきったので、回復アイテムはキュアストーンとソウルコールのみで行きたいと思います。

 その代わり、これまでキュアストーンの常備数は20で、今回の攻略で5つ消費して15残っているのですが、多めに15買い足して30ストックしておきます。

 ソウルコールはドロップも含めて11所有しているので、買わなくてもいいと判断しました。

 

攻略後記

 今回はアヴァロン島ステージの攻略でした。

 アイーシャを加入させるだけなので、攻略自体は大してかかりませんでしたが、それだけだと味気無かろうと思い、折角ラスボスの一人ガレスが出張してきてるので、リプレイでは戦闘面での描写を膨らましたら結局いつも通り長大な投稿になってしまいました。僕の悪い癖。

 第2部では、女の子の固有キャラクターが複数人加入しますが、その1人目であるアイーシャのキャラクターを立たせる意図として神の加護を描きたいなというのと、母の仇を討たせるならヴァルキリーに変えなきゃなという攻略上の都合から、そう言えばアヴァロン伝説ってヴァルハラ信仰だよな→北欧神話由来だとゼテギネアってトール神信仰があるよな→よく考えたらヴァルキリーって雷使えるじゃん、みたいな流れでアヴァロン/トール/ヴァルキリーを絡めた話を作ってみました。

 何度も倒されるせいでいまいち小物感が拭えないガレスですが、これでも力を信奉する帝国の皇子という地位にあるので、相応の存在感を示してもらいました。オウガバトルサーガep.5という位置付けではありますが、『伝説のオウガバトル』というタイトルである以上、本作にもオウガの先触れのようなものがあった方が個人的にはしっくりくるので、本稿ではガレスを『伝説』におけるオウガとして捉えたいと思います。

 暗黒道に堕ち化物と成り果てたガレスと、神への信仰が持つ内なる力を示したアイーシャの対決は、新生ゼノビア編の幕開けとして相応しい構図だったのではないでしょうか。今後ウェンディ達は、その新生ゼノビアの中心となるはずの血気盛んなトリスタン皇子を追って、帝国領へと進軍していくことになります。

 今回も長々と読んでいただき、ありがとうございました。

 よろしければまた次回、お付き合いください。

 

伝説のオウガバトル

伝説のオウガバトル

  • 発売日: 1993/03/12
  • メディア: Video Game